SENSHU RUGBY 2018 ~ 完敗の日大戦。絶対に負けられない拓大戦にすべてを賭ける!

【写真:2018.11.18 日本大学戦】


結論から言えば日大戦は完敗だった。

前半、日大キックオフの深く蹴り込まれたボールを松浦が足で処理しようとして後逸。自陣ゴール前でスクラムを与えてしまうと、FWの圧力に屈して開始3分で8番の留学生にトライを許してしまう。
専大も14分にトライを返したが、その後も日大の留学生の縦への突進を止めることができず、流れを変えられない。この後も日大に3本のトライを取られたが、すべて留学生であった。
一方、専大のアタックはバックスの攻撃パターンを読まれており、しっかりと潰されてラインブレイクできず。前半39分に坂本がラインアウトからトライを取って10-28で折り返したが、後半は無得点。日大の個の力に屈する形での悔しい敗戦となった。

 

この結果によって4位の可能性は消滅。逆に最終節の拓大戦に負けると入替戦(7位)出場となってしまう(相手は東洋)。
負ければ入替戦は拓大も同じ。その意味で、まさに絶対に負けられない戦いとなる。
拓大はスタメンでFWに2人、BKに1人の留学生が入り(リザーブはすべて日本人)、日大と同様に留学生を前面に押し出して圧力をかけてくるだろう。

この対戦は春季大会では後半45分にミスから同点トライ、逆転ゴールを決められて31-33で敗戦。ただし拓大が留学生をすべて入れたメンバー構成だったのに対し、専大は怪我人が多くベストメンバーではなかった(スタメンで言えば最終節と同じ選手は5人)。
本来持っている力を出し切れば十分に勝てる相手であることは間違いない。

 

朗報は高橋昂平キャプテンがついにスタメン出場すること。日大戦では後半途中に出場したが、やはりパスのスピード、キレはこれまで出場した選手とはひと味違った。ハーフ団を組むのは石原。郡司はシーズン当初と同じくセンターに入る。素人の私見だが、この形がもっとも戦えるのではないかと思う(個人的には石原に期待している)。

会場となる群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場は専用競技場。
日大戦の試合会場だったセナリオハウスフィールド三郷は陸上競技場でフラットな観客席からピッチまでが遠く、明らかに多かった専大サポーターの応援を圧力に変えることができなかったのが残念だった。が、今回はピッチまでが近い。サポーターの熱い声援が選手にしっかり届くだろう。

 

勝てば6位。来季の春季大会のカテゴリーを今季のCからBに上げることができる。
2019年はラグビー部創部90周年のアニバーサリーイヤー。
大学選手権出場、そしてリーグ戦の優勝争いを目指さなければならない。
さらなる飛躍のための足場固めが高橋組ラストゲームのミッションだ。

 

【関東大学リーグ戦 1部 第7節 vs拓殖大学】
11月25日(日) 11:30KO(群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場)
1.石田 楽人
2.宮本 詩音
3.栗山 塁
4.山極 大貴
5.殿元 政仁
6.坂本 洋道
7.佐藤 匠
8.石川 恵韻
9.高橋 昴平(C)
10.石原 武
11.夏井 勇大
12.郡司 健吾
13.夏井 大樹
14.山﨑 凌太郎
15.松浦 祐太
16.網谷 龍太
17.小栗 冬雅
18.森重 慶司
19.小野 悠太
20.田邊 和希
21.小田 剣
22.檜山 成希
23.澤田 歩武

2018 関東ラグビー リーグ戦
11/25 拓殖大学 前橋敷島 11:30

文責:京谷六二